秋のスエード靴、シーズン前にすべきケアとは
スエードは秋冬に活躍する素材ですが、シーズン前のケアを怠ると、最初の雨で取り返しのつかない水染みができることがあります。正しい順番でケアすることで、スエードは思いのほか長く使える素材です。
まずブラッシングから始める
保管中に毛並みが寝てしまったスエードは、まず乾いた状態でブラッシングします。真鍮ワイヤーのブラシを使い、毛の流れに逆らうように軽くかけてから、流れに沿って整えます。この段階で表面の埃や繊維のゴミを取り除きます。
濡れた状態でブラッシングすると毛並みが乱れて固まるため、必ず乾いた状態で行ってください。
防水スプレーの正しい使い方
ブラッシング後、防水スプレーを全体に均一に吹き付けます。距離は靴から20〜25センチ程度離し、一箇所に集中させずに動かしながら吹きます。吹き付け後は自然乾燥させ、乾いてから再度ブラッシングして毛並みを整えます。
防水スプレーはシーズン中も月に一度程度かけ直すと効果が持続します。雨に濡れた後は、乾かしてからスプレーを再塗布してください。
色落ちが気になる場合
スエードの色落ちは、日光による褪色と摩擦による色落ちの二種類があります。日光による褪色は全体的に均一に起きるため、スエード専用の補色スプレーで対応できることがあります。摩擦による色落ちは特定の箇所に集中するため、補色クリームを部分的に使います。
色落ちが広範囲に及ぶ場合や、元の色と大きく異なる場合は、店頭での補色施術をご検討ください。自己補色で色が合わなかった場合も、修正できることがあります。
スエードは「難しい素材」と思われがちですが、シーズン前後のブラッシングと防水処理を習慣にするだけで、状態は大きく変わります。