内張りの剥がれが靴擦れの原因になる理由
靴擦れの相談を受けると、靴のサイズや形の問題だと思われていることが多いのですが、内張りの剥がれや傷みが原因であることも少なくありません。内張りの状態と靴擦れの関係を整理します。
内張りが剥がれる仕組み
靴の踵の内側には、革またはファブリックの内張り(ライニング)が貼られています。この内張りは、歩行時の摩擦と汗による湿気を繰り返し受けることで、接着が弱まり剥がれてきます。
特に踵の上部(アキレス腱が当たる部分)は、歩行のたびに靴と足が擦れるため、最も傷みやすい箇所です。内張りが剥がれると、その端部が足に当たり、靴擦れの原因になります。
修理で改善できること
内張りの剥がれは、古い接着剤を除去して新しい内張り素材を貼り直すことで修理できます。元の素材に近い革またはファブリックを選んで使用します。修理後は内張りの端部が滑らかになるため、靴擦れが改善されることがあります。
内張りの素材が全体的に傷んでいる場合は、踵部分全体の内張りを交換します。費用は¥3,300〜で、期間は3〜5営業日が目安です。
修理前に確認すること
内張りの修理で靴擦れが改善されるかどうかは、靴擦れの原因が内張りにあるかどうかによります。靴のサイズが合っていない場合や、足の形と靴の形が大きく異なる場合は、内張りを修理しても改善しないことがあります。
持ち込んでいただいた際に、靴擦れの箇所と内張りの状態を確認した上で、修理で改善が見込めるかどうかをお伝えします。
内張りの剥がれは、見た目には分かりにくいことがあります。踵が当たって痛い場合は、一度内側の状態を確認してみてください。